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医龍4の心筋シート、実際の研究はどこまで進んでいるのか? [医龍4 感想]

前回のオペができない状態からの続き。待ってました!
医龍4の続きが気になる感じは、今期見てるドラマの中でも随一かもしれません。
先生達の真剣なまなざしに胸キュン♡
…とまぁ、男の俺が言うと気持ち悪いんですが、
誰かのために真剣に、真摯に仕事する男たち、女たちの姿勢がかっこよすぎる。
その姿を見て、何か感化されるというか、本当に大切なものってのを再認識させてくれる。
そんなドラマだと思うんですよね。
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さて3話、紆余曲折を経て終盤、朝田たちチームドラゴンの懸命な手術と、
スーパー医療特区の特例により、心筋シートが使えた事で6歳の女の子、
加奈ちゃんの命は救われた。

しかしこの心筋シート、実際にはどこまで研究が進んでいるのでしょうか?
調べてみました。

現在の成功例として…恐らく、加奈ちゃんの手術のモデルとなったのは、
この成功例ではないかと。

[拡張型心筋症]
2006年、2月。重い心臓病の男性患者(56)が、意識のない状態で病院に搬送。
彼は、移植でしか助からないとされる、心臓が収縮する力が弱まる拡張型心筋症だった。

患者は補助人工心臓を装着。重症になると、心臓移植しか治療法がなくなる。
そこで、日本臓器移植ネットワークに登録し心臓移植を待っていた。

2007年、5月。大阪大病院(大阪府吹田市)で心臓移植ではなく、
男性の左大腿部から採取した筋芽細胞を培養して作った心筋シートを、
男性の左心室外側に張る再生医療手術を実施。

3ヶ月後、その手術を受けたところ、心臓から送り出される血流が改善。
心臓の収縮率や血液を送り出す量が急速に回復。心臓の機能が回復した。

2007年、9月、心不全も軽くなった(指数も正常値に戻った)ため、
補助人工心臓を外す事ができた。
現在では、自力で歩けるようになり、散歩できるまでに回復しているという。

この例をみると…今回の加奈ちゃんの手術にそっくり!
しかし、2007年とは、ずいぶん前の話なんですね…以外でした。
そもそも、ここまで具体的な成功例がある事自体知らなかったです(^^; 
日本の医療はすごい!
ただ、この手術例…スーパー医療特区創設は2008年なので、それより前の話って事になります。
それより以前に認可の下りてない心筋シート、
使用できたという事は医療特区以外にも特例があるって事か…?
調べましたが、さすがにそこまでは分かりませんでした(><)

そして、そのスーパー医療特区の研究期間は5年間だったようで、
2013年に5年間の研究結果が発表されてます。
先端医療開発特区成果報告書
内閣府科学技術政策HP、4番目の細胞シートによる再生医療実現プロジェクトです、
見れる方は見てみてください。

これを見ると心筋再生医療だけじゃなく、食道再生医療、軟骨再生医療、角膜再生医療と、
様々な細胞シートの実験結果が報告されてます!
す…すげー!
なんか見た感じかなり順調に成功例を重ねてるようですし、
近い将来正式な認可が下りる日がくるかも…

今回は勉強になった!また次回の医龍4も楽しみにしています!

余談ですが、個人的に気になるのが、がん医薬品開発プロジェクトの研究結果ページ。
私、末期がん患者の子とお付き合いしていた経験がございまして、
日本の抗がん剤治療が、状態によっては最終的に癌を死滅させる事が出来ないと知り、
つくづく無力感に苛まれた一人です。
だから…こういう最先端の医療開発で、沢山の人が救われればいいなと、切に願っております。
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